日々のアレヤコレヤ...
2009.08.16 Sunday
北村薫さんの、直木賞受賞作。
『街の灯』は文庫になってたので随分前に読んでましたが、
今回、受賞を機に、『玻璃の天』と共に購入し、一気読み。
お嬢様とベッキーさんが何とも言えず良いコンビですね。
昭和初期の裕福なお嬢様。
そんな彼女を見守る、この時代には珍しい女性のお抱え運転手。
いや、今の時代も、女性運転手はちょっと珍しいかも。。
ってゆーか、職業の前に性別を冠すること自体、
珍しがってるコトになるもかも。。
ちょっち反省・・・。
閑話休題。
で、感想・・・。
もちろん、面白い。面白い、、んだけど、重い。。
この3部作(1部3話からなる連作になってます)は、
昭和7年から11年を時代背景としているんだけど、
最初の大正ロマンを引き継ぐようなほんわかムードから
最後には、軍靴の音、高らかに響いていく世に・・・。
ひとつひとつのお話は、とても素敵なんですよ。
その時代の話題も取り上げられてて、
うまく物語の中に埋め込まれてて、
ストーリー全体を盛り上げていくんです。
、、、が。
メインとなるお話の脇をスーッと貫いているモノがあり、
これが、なかなかにキツイ・・・。
読んだ時期も悪かったのかなぁ。。
読んでる端で、世は太平洋戦争の話題、真っ只中。
暗ぁ~く沈み込みたくなるような、
惨憺たる気持ちにさせられましたから。
兎にも角にも。
本作が素晴らしい作品であることは間違いない。
普段、なぁ~んも考えない、ボンヤリさんな私を
こんなに複雑な心境にしてしまうのだから。
でも。
私としては、「円紫さん」のシリーズの方が好きです。
(戦争バナシ、苦手なんです・・・)
『街の灯』は文庫になってたので随分前に読んでましたが、
今回、受賞を機に、『玻璃の天』と共に購入し、一気読み。
お嬢様とベッキーさんが何とも言えず良いコンビですね。
昭和初期の裕福なお嬢様。
そんな彼女を見守る、この時代には珍しい女性のお抱え運転手。
いや、今の時代も、女性運転手はちょっと珍しいかも。。
ってゆーか、職業の前に性別を冠すること自体、
珍しがってるコトになるもかも。。
ちょっち反省・・・。
閑話休題。
で、感想・・・。
もちろん、面白い。面白い、、んだけど、重い。。
この3部作(1部3話からなる連作になってます)は、
昭和7年から11年を時代背景としているんだけど、
最初の大正ロマンを引き継ぐようなほんわかムードから
最後には、軍靴の音、高らかに響いていく世に・・・。
ひとつひとつのお話は、とても素敵なんですよ。
その時代の話題も取り上げられてて、
うまく物語の中に埋め込まれてて、
ストーリー全体を盛り上げていくんです。
、、、が。
メインとなるお話の脇をスーッと貫いているモノがあり、
これが、なかなかにキツイ・・・。
読んだ時期も悪かったのかなぁ。。
読んでる端で、世は太平洋戦争の話題、真っ只中。
暗ぁ~く沈み込みたくなるような、
惨憺たる気持ちにさせられましたから。
兎にも角にも。
本作が素晴らしい作品であることは間違いない。
普段、なぁ~んも考えない、ボンヤリさんな私を
こんなに複雑な心境にしてしまうのだから。
でも。
私としては、「円紫さん」のシリーズの方が好きです。
(戦争バナシ、苦手なんです・・・)
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